- 医学部生が学生時代に妊娠するのはあり?
- 休学できる?学業への影響は?
今回はこういった疑問に、現役医学生が実体験ベースで回答していきます。
記事を書いている私たちは現役医学生同士のカップル。
医学部時代に妊娠・出産した知り合いの話を紹介します!
医学部高学年にもなると23~24歳。浪人してると20代後半の人もいますよね。
女性の一生を考えると妊娠・出産を経験してもおかしくない年代。
そんな医学部時代に妊娠・出産するメリットやデメリットを紹介していきます!
ぜひ最後までご覧ください!
【実体験】医学部在学中(6年生)に結婚するメリット・デメリットまとめ医学部生が学生時代に妊娠・出産するのはあり?
先に結論をお伝えすると、
医学部生の妊娠・出産はあり
です。
実際に医学部高学年にもなると、妊娠・出産を経験している医学部女子は1~2人はいるはず。
特に、年上の医者と結婚している医学部生が妊娠していることがありです!
私たちの周りでも3人ほど医学部生の間に妊娠・出産を経験した人がいますよ!
ただし、聞いたところによると、医学部生の妊娠・出産にメリットとデメリットがあるのも事実。
休学や学業・進級への影響も少なからずあります。
そこで実際のメリットやデメリットを聞いてみたので、解説していきます!
医学部生のうちに妊娠・出産するメリット
医学部生は時間に余裕がある
一番のメリットは医師として働き始める前の医学部生の方が時間的余裕があることです。
- 最低でも土日の2日間は休み
- 春・夏・冬は長期休み
- 講義・実習は早くに終わることも
- 当直やオンコールは当然ない
医師として働き始める前の方が圧倒的に時間に余裕があります。
出産前後の大変な時期も休みやすく、休んだとしても取り戻すのも比較的楽です。
仕事を始めると、長期で休むことで周りに与えてしまう迷惑を考えてしまうもの…
周囲への影響を全く考えなくても良いのが学生時代の一番のメリットです!
また、医師として必須である夜間当直で肉体的な負担も少ないのもメリット。
妊娠中の当直はかなりきついですが、そんなことを行う必要もありません!
授業や実習はどうにかなる
学生時代に妊娠・出産することの心配点は
授業や実習に遅れてしまうのでは?
ということですよね。
ただし、実際に妊娠・出産した女子医学生によると『どうにかなる』というのが本音だそうです。
- 最近はオンライン授業が増えている
- 事情を話せば出席日数が足りなくても課題やレポートで代用してくれることがほとんど
- テスト日に体調が悪い場合は追試をやってくれる
などなど、なんらかしらの対応を行なってくれることが多かったそうです。
ある程度長期で休んでしまっても、特別対応でどうにかしてくれることがほとんどだったそうです!
もちろん、楽にこなせたわけでないと思いますが、なんとかなるのが実態なのでしょう!
働き始めてからのキャリアプランを立てやすい
女性医師にとってベストな妊娠・出産のタイミングは永遠に語り継がれている課題です。
人によって価値観が異なりますし、正解はないと言えるでしょう。
- 初期研修や後期研修中は忙しい…
- かといって後期研修後になると出産が遅くなる…
- もっと遅くなると肩書がついてしまって仕事の責任が重くなる…
医師になる前に妊娠・出産を経験しておくことは、解決策の一つとも言えるでしょう。
研修中に育児を行う必要はありますが、育休・産休などで研修を中断しなくていいのはメリットの一つ。
医師として出遅れる心配がなく、キャリアプランを立てやすいそうです!
女性として若いうちに産んでおける
妊娠・出産は生物学的に若いほうが有利なのは間違いありません。
歳を取るにつれて、妊娠の可能性は低くなりますし、妊娠・出産に伴う合併症の割合も増えていきます。
若いうちに健康的な赤ちゃんを産んでおきたいのなら医学部生の間がチャンスです!
医学部生のうちに妊娠・出産するデメリット
長期で休んだり、休学せざるを得ないことも
医学部生のうちに妊娠・出産することのデメリットは
休学を含めて、長期間休まなく行けなくなる可能性があること。
妊娠・出産がスムーズに行くとは限らず、出産前後の数週間は休まざるを得ないこともあります。
また、妊婦健診などで平日の講義や実習も休まないといけません。
『学生の間だからこそ休みやすい』という面はあるのですが、それでも休みが多くなってしまうのは少し心配ですよね…
さらに、体調不良などで長期休みする場合は休学したほうがいい場合もあります。
実際に筆者が知っている例として、出産後に体調不良と育児に集中するためという理由で、一年間の休学をしていた医学部女子がいます。
医学部生に浪人や留年生が多いことを考えると一年の休学は大きなデメリットではないですが、人によって捉え方は違うかもしれません。
法律的な制度がなく、対応方針は学校によってまちまち
学生時代の妊娠・出産には法律的な制度がありません。
働き始めた後は育休や産休制度が法律として定まっていますが、学生時代は利用できません。
そのため、病院受診や入院で大学を休む期間の対応方針は学校によって異なります。
ただし、知っている限りの例だと『どうにかなる』ことが多いようです!
大学側に交渉することも必要かもしれません!
金銭的な問題
学生時代の妊娠・出産することの大きなデメリットは金銭的な問題です。
妊婦健診や出産費用は保険から出ますが、育児の費用は自分たちで用意しないといけません。
ただでさえ学業で忙しい医学部生が、バイトしながら育児もするのはムリな話。
金銭的な支えが必須と言えるでしょう。
金銭的な問題もあってか、知っている限りで医学部生時代に妊娠する人は全員が年上の社会人と付き合っています!
出産してからの育児が大変
医学部時代に妊娠・出産を乗り越えても育児は待ってくれません。
国試や卒試対策と同時に育児も行う
必要があります。
生まれてすぐの0~1歳のころは特に手が離せない頃。
あまり寝られない日も続くそうです…
受験勉強だけでなく、他に行うことがあるのは大変そう…
医学部女子で妊娠・出産する人はどれくらいいる?割合は?
次に、医学部女子で妊娠・出産を経験する人の割合を紹介します!
大学や時期にもよりますが、大体の割合として
5~6年生になると学年に0.5~1人
の割合で妊娠・出産をしている人がいます。(再受験などで年齢の高い人を除く)
最後の2学年を見てみると1人くらいは出産している人がいますよ!
【まとめ】医学部生が妊娠・出産するのはあり?休学?影響は?
今回の記事では、医学部生が学生時代に妊娠・出産できるか?について解説してきました。
- 医学部生は妊娠・出産できる? ➔ 問題ないし、なんとなることがほとんど
- 学業への影響は?休学? ➔ 影響はあるが休みやすいのも事実
- メリット・デメリットは? ➔ それぞれ多数あるのでバランスの問題
学生時代の妊娠・出産にはメリット・デメリットがあるので、何を優先するかは価値観の問題。
若いうちに出産しておきたい方は医学部生の間もおすすめですよ!
私たちも学科同期の医学生カップルです!
当ブログでは他にも医学生・医師の恋愛に関する記事をたくさん書いています。
ぜひご覧ください!